製品紹介|小宮山のデキルコトをご紹介いたします。
小宮山印刷では絵本の印刷を得意としています。
今回当社のお客様である童心社様のご協力を得て2011年11月発行の絵本「みずいろのマフラー」の制作過程をご紹介致します。是非ご覧下さい!
▼これから印刷です、4色の版を取り付けています。ちなみにこれはイエロー版です。
▲分かりますでしょうか? ものすごい早さで印刷されていきます。
校了後、印刷工程に入ります、今回はJapanColor認証工場の当社田無工場での印刷となります。(当社にはオフセット印刷中心の田無工場と輪転印刷中心の川里工場があります)
先方様の意向が反映された印刷物が出来るように試し刷りを重ね、当社熟練の印刷工の判断と最新の測色機の力でより良い印刷物を制作していきます。高速で機械より印刷物が刷り上がっていく様は一見の価値ありです! 刷り上がった印刷物は目視での検査と平行しコレクトアイと呼ばれる紙面検査装置での検査も行ないます。更に当社は100%CTP化しており、本社各工場間のデジタル通信システムも確立されています。不意のトラブルにも24時間対応できるよう社内体制を整えて業務を行なっています。
測色機での作業風景です、もちろん目視での検査も行なっています。下の写真は世にも珍しい?印刷機の上からのショットです。
紙面検査装置「コレクトアイ」で検査作業中、傷や汚れも見逃しません。
刷りあがりほやほやの状態です。これだけの量もほんの数分で印刷出来ます。
印刷終了後、製本の行程へと移ります。一口に加工といっても断裁、製本、表面加工や型押しなどその工程は多岐にわたり、ここでも職人の技と多彩な機械が活躍します。
残念ながらここで全てを紹介する事は出来ませんが店頭に並ぶまでの全ての行程が重要なことなのです。
一冊の本が完成するまでには作家様の思いから始まり、更にそこに関わる編集様や我々印刷会社などの全ての思いが詰まっています。どうか皆様のお手元に届きますように…
こちらは形を整える為のプレス機です、なんと10t!もの圧力をかける事が出来ます。
断裁の現場です、大型のカッターでズバッと切っていきます。こちらも実際に目にするとかなりの迫力です。
私たち営業部は、お客様と現場の橋渡し役として、素晴らしい作品を作っていくチームの一員である事に誇りを持っています。 出来上がった作品が皆様の手元に届き、愛され、いつまでも読み継がれることを願っております。
絵本の仕事は作家様の意向を忠実に反映する為に特に気を使って作業します。原画のひとタッチ毎にも思いがこもっていると考え、原画の取扱いは元より素材感も再現できる様原稿によっては機械を変えながら作業を行なっています。
どの仕事でも同じことですが、常に最善の結果が出せるよう日々機械のメンテナンスを行なっています。特に絵本のような仕事はカラーマネージメントをしっかりと行ない、色調にブレの出ないよう細心の注意を払い取り組んでいます。